流通業界の新しい受発注のしくみが今まさに変わりつつあります。しくみの名前は「流通BMS」です。
弊社には、 「流通BMS」に対応したシステムがあります。
「ファイルメーカーPro」を使って開発した「BMS-Master JX」 です。
そこで、わが社は卸・メーカー様のご要望に応えられるシステムを、この流通業界に提供することこそが使命であると考えました。
そしてわが社の強みを生かしたシステムであれば、どこよりもご要望に応えられると自負しています
現在の流通では受発注の方法に、電話、FAX、EDIなどがあります。
また、EDIに関しても、データフォーマットは量販店ごとにばらばらで、卸・メーカーでは個別にシステムを開発するというロスが生じています。
そこで、業種、業態を問わずあらゆる流通事業者が、標準化された通信手段とフォーマットでデータを交換することにより、個々の対応をなくし、コスト削減を目指して策定された標準規格が流通BMSです。
当流通業界としては「EDI」を普及させたい!という意向を持っています。ここで少々EOSとEDIの説明をします。
30年前以上になりますが1980年にEOSがスタートしました。電話回線を使った発注方式です。※1:電話回線を使ったオンライン方式を通常「JCA手順」と言います。
次に、出荷時点になったら、卸・メーカー側から量販店に事前に出荷情報を送ること、受領した情報を量販店から卸・メーカーに送ること、請求書をやめてオンラインで請求データを送ることなど、このような発注データを受けたあと、データを送信したり、受信したりというしくみをEDI (Electronic Data Interchange)と言います。
たとえば、卸・メーカーから送信された出荷データがあると量販店では検品作業が大幅に省力化できます。卸・メーカー側も納品ごとに日々販売金額が確定するので、請求書と支払通知書の違算探しがなくなり、これまた大幅に省力化できます。
それによりEDI は双方にとって、とてもメリットがあります。
①システムコストが膨大です。
卸・メーカー側の受発注管理システムでは、得意先量販店ごとに専用ソフトを開発しなくてはならないのです。 オンラインで送られてくるデータの形が量販店ごとに違うためです。EOSだけでもそれぞれ費用がかかるのに、出荷データ、請求データとなると、システムコストが膨大です。
②電話回線は通信速度がとても遅いのです。
ISDN回線にしても、今のインターネットに比べたら比較にならないほど遅いのです。時間的ロスと電話代コストが大きいのです。
③365日(正月でもお盆でも)、夜中でも対応可能してくれるシステム会社はないですか? 当流通業界は365日稼働しています。お店は正月も開いています。それに伴い卸・メーカー側でも365日 業務を行っています。夜中でも出荷がある仲卸(魚市場など)では一晩中システムは稼働しています。
“正月もやってない、夜中もやってない。いざトラブルった時、どうしてくれるんだ~!!”
そんな声は実によく聞きます。
卸・メーカー
①各得意先スーパーごとにEDIシステムの開発費がかかっていたのが、最小限の導入コストに抑えることが実現します。
②通信速度の速いインターネットを使いますので、時間的ロスが解消され、電話代もかかりません。
③得意先量販店からのEDI要請にもあまり抵抗なく受けることができます。よってより強固な取引関係を築くことも可能となります。
量販店
①取引先からの出荷データを受領データとして活用できるため、検品作業が大幅に省力化されます。
②請求書と買掛データの遺産管理作業がかなり削減され、買掛管理が大幅に省力化されます。
③より多くのベンダーが導入することになり、業務のコスト削減にさらに貢献できます。
このように、量販店とベ卸・メーカー間とのB2Bでは、双方に多大なメリットがあるため、「流通BMS」 は、大変な勢いで導入されてきています。そして今後ますます普及していくことでしょう。
食品メーカー、食品卸以外のドラッグストアの取引先、日用品や雑貨などのホームセンターの取引先も含む
GS1 Japan「第 19回 卸・メーカーの流通 BMS 導入企業数調査結果まとまる 2020 年12月現在、15,200 社以上導入済み」より
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